温度計センサーとは、空気の温度や通り物を計測することが出来る機械であり、主として接触式と非接触式の2種類のものが存在します。

気温は、日々私たちの暮らしに密接に関係しており、また動植物の成育とも深い関係があるため、各種産業や日常生活に指標として利用されているため、これを計測するための機械として温度計センサーは非常に重要な役割を果しています。それでは温度計センサーの種類について説明していきます。まず、接触式のものは物体や空気と直接触れ合うことによって温度を測定しています。接触式のもので多く使用されているのが、気温を計測する機械です。公的の気象観測に使用されている温度計は、電気式、金属製、ガラス製ものがあります。この中でも特に、ガラス製のものは私たちに馴染み深く、ガラス製の毛細管の中に赤く色をつけたアルコールや水銀が入っていて、気温変化の影響による体積の変化を利用して温度を測定します。

電気式は、温度を計測する感部に白金が使用されており、気象庁などのたくさんの機関で使われています。金属式は、温度を計測する感部に2種類の金属を組み合わせたバイメタルが使用されます。次に非接触式のものは、熱を持つ物体から必ず発している赤外線の量を測定することによって物体の温度を計測出来る仕組みとなっています。代表的なものには、サーモグラフィがあり、物体の表面から出ている赤外線を計測して、表面の温度に色を割り当てることによって、視覚的に分かりやすいようにしたものです。接触している部分でしか計測出来ない接触式温度計とは異なり、リアルタイムに相対的で広い範囲を計測出来ることが大きなメリットになっています。