温度計センサーをつなげるネットワーク

温度管理システムを構築するには、温度計センサーにつながるネットワーク機器を揃える必要があります。

ネットワーク機器には有線タイプや無線タイプ、そして有線・無線の複合タイプがあります。それらの各端末を設置環境に応じて選択するのがポイントです。有線タイプのネットワークでは温度計センサーをはじめ、サーバやロガーをゲートウェイの近くに設置することになります。それというのも、各デバイスがLANケーブルなどで接続する必要があるからです。配線状況によっては、製造ラインの変更が必要になることもあります。それに対して無線タイプであれば、各デバイス間は無線接続となります。

それにより設置の自由度が生まれ、製造ラインを変更する必要もなくなります。無線タイプは温度計センサーなどデバイス設置の自由度が高いので、規模の大きな製造ラインにも適しています。但し無線や有線に比べて、通信の安定性が劣ることがあります。それゆえデバイス選びが肝心になり、通信規格や性能を良く調べることが大事です。特にサーバーは計測データの蓄積装置で、データ送受信の要を担っています。

サーバにはオンプレミス型とクラウド型があり、それぞれの特徴を押さえることが大事です。オンプレミス型は自社に設置するサーバで、自社で保守・管理も行うことになります。それに対してクラウド型はベンダサービスが提供するタイプです。保守・管理はベンダが行ってくるほか、セキュリティ面もベンダが対処してくれます。それゆえ温度管理システムを導入する際には、ベンダ選びも大切な要素となります。

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